こんばんは😄
福岡の算命学・タロット占い師の
紗世でございます!
昨日の夜中に、
テレビを着けましたら、
元オウム真理教幹部で
2018年に死刑執行された
井上嘉浩元死刑囚の
特集番組をやっていました。
お父様の手記を交えながらの
構成になっており、
お父様の心情、
最期の言葉、
お葬式をされた
お坊さんのお話などが
盛り込まれていました。
30分番組でしたが、
なかなかズドーンとくる内容でした。
お父様の
「自分のせいで犯罪者にしてしまった。」
という言葉が気になったと、
「この人はいったいどのような命式を
もって生まれてきたんだろう?」
と思ったので、命式を見てみました。
命式はこちらです。
まず、陽占を見てみると
中心星車騎星で
目上の人の星が鳳閣星です。
この組み合わせを持つ人たちは
壊滅的に目上の人と
折り合いが悪い方たちが多く、
特にご自分の親御さんと
理解しあうことができません。
私のお客様でも
この組み合わせを持つ人は、
親と仲が悪いと
おっしゃる方が多いです。
だいたい親が自由すぎたり、
言うことがころころ
変わるような方が多いようです。
また、この方は生年中殺を持っており、
早く家を出た方が良いタイプの方となります。
さらに、10年ごとの大運を見ますと
日座中殺が初旬・二旬と廻っており、
家庭運の悪さも感じます。
実際にお父様が実の弟さんの
借金を肩代わりするはめになって、
そうとう家庭は険悪なムードで、
お母様は自殺未遂をしたこともある
と手記に書いておられました。
算命学的にも、
とても精神的に苦しい家庭
の状態だったのだろう
ということが感じられます。
そして、初年期を見ますと
鳳閣星・天貴星・禄存星
が廻っています。
とても子どもらしい子どもで
精一杯親の期待に応えようと
したのではないかと思われますが、
親には理解してもらえなかった
のではないかと見ることができます。
なかなかハンサムな方なので、
パートナーにも困らなかったのでは
ないかと思いますが、
このパートナーの星も鳳閣星で
この方は振り回されやすくなっています。
陰占を見ると、
日干を助けてくれる星がなく
基本的には自力で
切り抜けなければならない人です。
また陽占を見ますと、
精神的に唯一助けてくれるのが、
社会・友人・同僚の星で、
これが井上元死刑囚にとっては
オウム真理教だったのでしょう。
宗教にのめり込んだところを考えますと、
17歳から大運で玉堂星が廻っています。
これは伝統的なものや宗教的なものの
意味が出てきます。
また、日干支丁丑をお持ちで、
算命学では徳功の業と言います。
優しくて人に好かれすぎ、
逃れられなくなる業なのですが、
人ではないものにも
好かれやすいことがあるようです。
私も日干丁未で、
こちらも徳功の業なのですが、
19~28歳くらいまでは
幽霊さんなのか残留思念なのか
わかりませんが、
目に見えないものに振り回されやすい
時期をすごしました。
井上元死刑囚も、
もしかしたら不思議なことを
感じやすい方だったのかも
しれないと思います。
ちなみに、
私の日干丁丑の友だちは
芸術家をしています。
インスピレーションが
湧きやすいのかもしれません。
井上元死刑囚の命式を見ると、
西の星に鳳閣星があり、
月柱日柱は子丑の支合で、
家庭をとても大事にしたい人
だったのではないかと思います。
しかし、あまりにも家庭が
理想とかけはなれていて、
子どもの自分ではどうしようもできず
精神世界に深く入っていった
のではないかと思われます。
死刑が執行されたのが2018年で、
井上元死刑囚にとっては
申酉天中殺の年でした。
天中殺は修行の年と
前回書きましたが、
神様はもっとも苦しい修行を
彼に与えたのかもしれません。
井上元死刑囚を養護するつもりは
毛頭ありませんし、
犠牲になられた方々を思うと
とても苦しい気持ちです。
でも確かに、
井上元死刑囚の命式を見ると
なかなかにきつい星だなとも思います。
本当は乗り越えられた道も
あったんでしょうが、
オウム真理教に付け込まれ
絡め取られてしまったのかもしれない
という印象の星でした。
とはいえ、
同じ星を持っていても
犯罪者にならない人の方が
ほとんどです。
私は、
自分の星を選んで
生まれてきていると
思っています。
自分の星を
最大限に生かすも殺すも
自分次第だと思っています。
きつい星をお持ちでも
乗り越えられる道は
あるはずなんです。
現実的に対処していく強さを
身につけて行きたいものです。